日本企業の定年年齢は7割が60歳といいます。
しかしながら年金受給は原則65歳。多くの人は年金支給までの5年間、雇用延長を選んでいるようです※。
私の周りでも多くの人が雇用延長を選んでいます。
同期メンバー達に聞いても「本当は残りたくないけれど他に収入を得る手段が思いつかないから」という人ばかり。
私の場合、60歳での定年退職を模索することにしました。
勤務先企業は決して嫌いではなくむしろ好き。でも現職場での役割に疲れ果ててしまいました。会社の先輩たちを見ていると、雇用延長となり給料が下がっても見かけ上の肩書は変わらず(たとえば「課長」のまま)、期待される役割が変化する様子もありません。
日本人男性の平均健康寿命は約73歳。この残された13年を有意義に使うべく会社には雇用延長を希望しないことを表明しました。
一方で自分とて収入のあてはありません。
いくばくかの退職金と少しの金融資産のみ。
さて65歳までの5年間をどう過ごすか。
Webで情報収集しても一般的な例しか載っていません。会社の先達に聞いても口をそろえて「よくわからない」。
誰に聞いてもわからない以上、自分自身が知識を身に付けることを考えました。
その手段の一つとして、まずファイナンシャルプランナー資格を取得。3級でも基礎知識は身に付くのですが、2級レベルまで勉強すると詳細の仕組みが理解できるようになります。
(たとえば源泉徴収票の各項目まで理解が必要になるのは2級試験以上)
まずは「22歳で就職し60歳で定年退職を迎える」ケースについて制度やお金関係を整理し、具体的内容をblogにまとめていくことにしました。
※厚生労働省 令和4年資料
(継続雇用者87.1% 継続雇用を希望しない定年退職者12.7%)
https://www.mhlw.go.jp/content/11703000/000955633.pdf